うまメモ おいしい料理のメモ帳

おいしそうな料理のメモ。漫画とかドラマとかYouTubeとか。

隣の人は何の台所ぞ

最近17時を過ぎたら、朝から網戸にしていた窓を半分閉める。

するとまもなくお隣のベランダから難しい言葉が聞こえてきて、その次に洗濯物を取り込む音、そして異国の台所の香りがする。

 

ベトナムだかフィリピンだか、多分東南アジア系の言葉。おそらく今月頭から越してきたであろう隣人、まだお見掛けしたことはないけれど、通話をスピーカーにし、その上大声でしゃべっている雰囲気だけで、なんだかいいなぁと思う。

これが「うっそまじで!ヤベーじゃん!ギャハハ!!」などと耳をつんざく言語であったなら管理会社に電話の一本でもしてやろうか、と逆毛立ってしまうのだけど、聞き馴染みのない言葉はどこか緊張する。し、不思議と心がゆるくほぐれる感じがある。

旅行先でつけたテレビの夕方ローカルニュースみたいな、知らないけど、別に知ろうとしなくてもいいような出来事。これが意外とほどよい雑音として生活に馴染んでくれる。

 

うちにまで届くのはごきげんなおしゃべりだけでなく、嗅ぎ馴染みのない食卓の様子も日替わりで用意してもらえる。

日本食であればなんとなく「今日は煮物系かなぁ」なんて察しがつくけれど、イマイチ姿かたちもピンと来ない文化がベランダに留学していて面白い。

私がアジア系の料理(ナンプラーとかスパイスとか)にとっても疎いもんだから、なんとなく毎回ムムッと思って窓を閉めてしまう。よくわからないものを勘ぐるのは、隣のお茶碗を覗き込んでいるようでなんだかバツが悪くなって、窓を半分閉めるようになった。

 

私が海外旅行大好きで、「現地の味に近い」と評判のレストランに足しげく通うような人間だったなら「これはきっと〇〇かな!」とムニャムニャ考えるのだろうけど、なんだか酸っぱいようなコクのあるような、何とも言えない香りの正体はさっぱりわからない。

それでいて「ベランダで作っているのか?」と思うほど香りが強い。キッチンの換気扇がベランダに直結していたかと疑うほどにブワッと香ってくるもんだから、最初の数日はちょっと異臭騒ぎか!?と焦るほどだった。

今はすっかりそろそろクッキングタイムかしら、おおきたきた、今日の香りもよくわからんなぁ、と逆に楽しみにしているのだけれど、本当に複雑な香りでちょっと気になっているところではある。

 

 

私もちょっとだけ「異国感」を堪能したくて、無印良品の「辛くないグリーンカレー」を食べた。

 

 

本当に辛くないし、マイルドで食べやすい。こういうのはちょうど食べやすいように作られているからいいね。

 

年齢も名前もどころか国籍も知らない隣人がいるのは中々に面白い。

これから騒音騒動など、何か問題がなければいいなぁと思うところではあるけれど、もう少し異国の台所をベランダからつまみ食いさせてもらおうと思う。