SNSでたびたび目にする議題がある。
豚ロース薄切りは畳まず広げたままで販売してくれ、と。
これは私も常々思っている。
半分に畳まれた豚ロースをいちいち広げるのは億劫だし、かと言ってそのまま炒め始めると中々ほぐれずに火の通りがムラになる。
生憎、ウチは1枚ずつ広げて切って・・・なんてご丁寧な台所ではない。
ワッと切ってジャッとフライパンに放り込む豪胆さが求められる戦場なのだ。
豚肉は疲労回復に役立つビタミンB1の含有量が多いため、暑い季節は特に積極的に食べるようにしている。
とは言え、結局買うのは豚ロース薄切りばかり。
豚バラは脂が重いし、豚コマも同じく広げて整えるのが億劫だし。
そうなると手に取るのは自然といつもの豚ロース。
お値段も急上昇することが少ない、なんだかんだ一番食べている相棒。
豚ロースを丁寧に畳むのは「容器内に最大量を並べるためである」と精肉店の方がコメントしてたと思うが、厄介なものは厄介。
さてどうしたもんかなぁと思っていた時、豚しゃぶみたいにさっと湯がけばいいのでは?とひらめいた。
が、作りたいのは豚キムチ。鍋にお湯を沸かして・・・というのは面倒だから、沸騰したお湯をボウルに入れて、その中にお肉をドボンすることにした。

菜箸でチャチャっとゆすってやればイイ感じにほぐれるし、そのまま炒めるよりもアクや水分が出てこなくていいじゃないの。
と、気が付いてから、余裕があるときはお湯でサッとかけ湯をさせている。
手間と言えば手間だけど、ガラス製のボウルだから脂分もスッと落ちるし、食べやすくなるから結局やった方が満足度が高い。
とは言え思いついてやってみたことだし、調理方法としてはいかがなものか?と訝しく思って調べてみた。
ら、俗に言う湯引き・湯通しみたいなことで、臭みを取り除き、余分な脂を落としてさっぱりと仕上げるのに適していると言う。
あら思ったよりいいじゃない。砂糖を入れるだの酒を入れるだのあるけれど、何度も言うがウチはそんなご丁寧な厨仕事はしない。
今の「電気ケトルで沸かしたお湯をボウルに入れてそこにお肉をドボン」で今後もやっていく予定。
これからの季節はナマモノの取り扱いがより一層デリケートになってくる。
もちろんそんなヤワな育ち方はしていないから少々のことでは負けないけれど、思い付きでやる前にきちんと調べることも大事だ。
